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兼業シュフ

働く子育て主夫(婦)が忙殺されませんように。

「電通の過労自殺」に見るうつ病の発症・再発を予防する『ヒント』

f:id:yupon1016:20161017104732j:plain最近よくニュースに取り上げられている「電通過労死事件」。


「月100時間の残業」とか「土日も出勤」とか、あまりにもブラックすぎてボクには現実味がわかず、「とんでもねぇ話だな…」となにげなく聞き流してたこの事件ですが…


この記事を見てはっと考えることがありました。


bylines.news.yahoo.co.jp


働きすぎて命が途絶えてしまう「過労死」。記事中では、要因として①精神疾患による自死、②心臓・血管の病気による死亡が挙げられています。


なかでも、「①精神疾患による自死は、家事仕事に追われる現在の兼業シュフのみなさんにとっても他人事ではないハズ!


しかも徐々に冬に向かうこの季節は、うつ病が発症・再発しやすい時期でもあります。


忙しくてストレスフルでもうつ病にならないために!


今回はうつ病の発症・再発を予防する「コツ」について書いていきたいと思います。

なぜ忙しくてストレスが溜まるとうつ病になるの?

うつ病発症のメカニズムは明確には解明されていませんが、過度のストレスは身体や精神を興奮させることで身体を休ませる神経の働きが低下し、常にイライラ感を感じるとともに夜も眠れなくなってしまいます。


脳は過度に興奮した状態となり常にフル回転。この状態が続くと脳の中の神経伝達物質(モノアミン系)のバランスが崩れ、うつ病を発症するというのが最近の仮説です。


ボクは、4年前にうつ病を発症しました。現在は落ち着いてますが、忙しくなったり過度にストレスを溜めたりすると調子を崩してしまうことがあります。


電通過労死事件」の当事者ほどひどい労働条件ではありませんでしたが、ボクの場合は当時の上司(アラフォー未婚のタチ悪い女性の方々)からの過度のパワハラや、自分のキャパを超える仕事量を抱えてしまったことが過剰なストレスとなり、それらが「うつ病発症」の引き金となってしまいました。


うつ病を治療していた当時は、「こんなつらい状況が続くなら…いっそ死んでしまったほうが楽なのかな…」と常々考えていたことを思い出します。

「眠りたい以外の感情を失った」

(中略)

「土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい」


出典:電通「鬼十則」背景か 東大卒エリート美女、自殺までに綴った苦悶の叫び (産経新聞) - Yahoo!ニュース


上記のような希死念慮」、やる気が起きない、漠然とした不安を感じる、眠れなくなる、食欲がなくなる、身体が重くて肩こりや頭痛がする…などがうつのおもな症状です。


うつ病についてもっと知りたい方はこちらをどうぞ。
www.cocoro-h.jp


ストレスを「感じやすい人」と「感じない人」の違いって何なの?

こないだ、職場でストレスチェックというのがありました。ボクの結果は「ストレスがとても高い」という結果でした…トホホ。


その横で、上司は「あたしストレス全然ありませんって結果だった~」とニコニコ。


上司とボク、仕事量はそんなに変わらないけど管理者としての責務がある上司のほうがストレス溜まりやすいんじゃないのかなぁ。


そもそもなぜ、ボクはストレスを感じやすいのだろう…。


【電通過労死事件】なぜ人は過労で死亡するのか 医師の視点(中山祐次郎) - 個人 - Yahoo!ニュースでも書かれていますが、

ここで大切なことは、「労働時間の長さ」が長ければ長いほど、精神疾患から自死に至る危険性は高いというわけではない点だ。両手に持てる最大の荷物の重さが人によって違うように、そしてどれだけ長い距離を歩けるかが人によって違うように、精神のしなやかさも人によって違うのである。精神のしなやかさとはつまり、精神的な圧迫に対してどれだけ病的な状態にならずに持ちこたえられるか、とも言える。


そう。人によって物事をストレスと「感じるか」、「感じないか」には違いがあるのです。


感じ方がなぜ違うのか…。その要因として考えられるのが人それぞれが持つ「考え方・感じ方のクセ」です。


この「考え方・感じ方のクセ」に自分自身で気付くことがうつ病の発症・再発を防ぐコツになるんじゃないかと思っています。


ボクの場合、うつ病になる前はいつもこんな風に考えていました。


- 「仕事に関わらずなんでも全力で!人より劣る自分が人並みに物事をこなすには手を抜いたらダメなんだ!」

  • 「頼まれたことはいやでも引き受けないといけない!じゃないときっと嫌われてしまう!」
  • 「失敗したのは自分のせいだ…きっと自分の努力が足りないから…周りもダメな奴だって思ってるだろうな…」
  • 「また同じ失敗をしてしまうんやなかろうか…あぁダメだ、きっとまた失敗する」


まぁこんな感じです。思い出すだけで胃が痛くなってきました(;´Д`)


このように、ストレスを感じやすい人(うつ病になってしまう人)には物事を白か黒かで考える、悪い面ばかり見てしまう、自分を過小評価する、破滅的な未来を予測するなど独特な考え方のクセ(認知のゆがみ)があるといわれています。


自分自身や物事を悪い方向にとらえてしまうクセがストレスを感じやすくさせてしまう、さらにはうつ病を発症・再発させてしまう要因じゃないのかなぁ…というか要因だといわれています。


「考え方・感じ方のクセ」に気付くには

「悪く考えるクセがストレスやうつ病になる原因ってわかってるならそう感じないようにしたらいいじゃない!」という声が聞こえてきそうですが、そんなに簡単に考え方・感じ方のクセが変わるならこの世からストレスやうつ病は無くなってます。


もちろん最終的には変えていかないといけないのですが、まずは変える必要のある自分の考え方・感じ方のクセに「気付く」ことが必要です。


方法は特別なものではありません。自身に起こる様々な場面で自動的に頭に浮かんでくる瞬間的な考え方・イメージに「気付く」ことです。


このような自動的に浮かんでくる考えを、「自動思考」といいます。


例えば好意を寄せる異性と目が合って、相手が気恥ずかしそうにフイッと目を逸らしたとします。


ボクなら「やべぇ、あの子俺に気があるかも」とその瞬間考えます。


これが自動施行です。


自動思考はネガティブなものばかりじゃありません。1日生活してれば良いこと悪いことたくさんの自動施行が頭をよぎっていくと思います。


このなかで、特に自分にとってネガティブな感情を引き起こす自動思考をとらえることが重要です。


問題となる自動思考(認知のゆがみ)に気付くことが、自動思考が浮かんだあとにネガティブな価値付けを引き起こす「思い込み」や無意識な自分の中にある「自分はこうあるべき」という信念を良い方向に変化させていく第一歩となるのです。


このようにネガティブに考えてしまう認知のゆがみに気付き、その誤った信念や価値観を修正していく方法は認知行動療法として広く知られています。


図解 やさしくわかる認知行動療法

図解 やさしくわかる認知行動療法



極端な例ですが、月100時間の残業に対して


「きつい…もうダメ死にたい(´Д` )」


というネガティブな価値付けをするより


「仕事大好き!残業代もたくさん稼げるなんてラッキー(゚∀゚)」


というポジティブな価値付けをする方がメンタルヘルスにも良さそうってのは何となく感じますよね。


ホントに極端な例なのですが…。


ボクに置き換えても、アラフォー上司の


「仕事も大してできないB型の男なんてクズ!人間以下!はやく死になさい!」

というパワハラ発言に


「やっぱり俺ってダメ人間なんだ…(´・_・`)」


という自動思考でネガティブにとらえるよりは、


「へっ(゚∀゚)ク◯"がなんか言ってやがる」


と受け流してネガティブに流されないことがストレスを感じない考え方、うつ病にならないコツなんじゃないかと思ってます。


まとめ

多忙な生活を送るなかで、「自分の考えかた・感じ方のクセ」に注意を向けるのはなかなか難しいこともあると思いますが、ある研究ではこの考え方のクセを改善させていく方法は抗うつ薬を服用していくのと同じくらいうつ病の再発を予防する効果があるといわれています。


ストレスを感じやすい、うつ病の発症・再発を予防したいという方は自分の自動思考にほんの少しだけでも注意を向けてみてください。


ストレスを感じにくくする方法や軽減させる方法、考え方・感じ方のクセを改善させる方法は次回以降のブログで書いていきたいと思います。


それにしても残業月100時間って…だれでも病気になってしまいそうな気もしますが…。

家事仕事で忙しくても子育てに『脳科学』は使えるよ⁈

f:id:yupon1016:20161017105923j:plainどうも、ゆうポンです。


子育てって子どもの成長を感じる楽しさや嬉しさもある半面、家事仕事で忙しいなか保育園の送り迎えや寝かしつけなど体力的にも精神的にも疲れてしまいますよね。そんな忙しいなかでも、しつけをしないといけない…知育ってなに?…習い事させたほうがいいのかな…などなど、子どもの将来を想っていろんなことをパパママは考えていると思います。


僕は精神科の病院でセラピストとして働く傍ら、週に1~2回子どもの発達に関わる仕事もしています。仕事の内容はおもに発達に何らかの問題を抱える子どもたちに脳科学や発達心理学などをベースにしたリハビリ訓練をおこなって、その子の特性に応じて成長を促していくというものです。


この仕事で学ぶことは、日々家事仕事に追われるパパママにとっても役に立つ子育てのコツがたーくさんあります。今日はそのなかでも、こどもが社会性や言葉の機能を獲得していく上で一番の基礎となる『共同注意』というものについて紹介していきますよー。

世間では脳の知育が大事っていわれてるけど?

僕も子どもの仕事始めるまでは「知育とか考えないとかな…」とググっていろんな知育ブログを見てましたが…


意識高い系の専業主婦ばっかかよ(゚д゚)ペッ」


と思ってしまうくらいみんな時間とお金と手間をかけてますよね。超早期英語教育とか知育教材とか習い事とか…


家事仕事に忙しく時間にも経済的にも余裕がない僕にはちょっと知育ってむりなのかなぁ…


けどね、知育教材とか習い事とかを始める以前にこどもがそういったものに興味を示しているか。


興味がなければ集中できないし、イヤイヤさせると子どもにもストレスになるし


「なんでやらないの!!(゚д゚)」


と親にとってもストレスになっちゃいます。そもそも子どもが自分の外の世界に興味や好奇心を向けられるかが知育をすすめていく上で重要になってきますよね。この興味や好奇心を芽生えさせる基盤となるのが『共同注意』なんです。


共同注意ってなに?

共同注意とは、他者の注意の所在を理解しその対象に対する他者の態度を共有することや、自分の注意の所在を他者に理解させその対象に対する自分の態度を他者に共有してもらう行動を指す。

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E6%B3%A8%E6%84%8F

とあります。むずかしいですね笑。


順を追って説明すると…

アイコンタクト(二項関係

パパママと子どもの関係構築は生後2カ月ごろ「アイコンタクト」から始まります。ただ子どもが何かをじぃーっと見るだけではなくて親と子が「見る⇔見られる」という相互関係を見つめあいによって作っていきます。これらは子どもの外の世界に注意をむけることに大きな影響を与えます。

視線の追従(親が見たものに視線を向ける)

生後3カ月ごろから、親とのアイコンタクトを通じて親が見たものに子どもも視線をもっていくという行動が増加します。これが共同注意の芽生え(社会的随伴性の発達)です。

共同注意の発達

生後9か月ごろになると子どもと親はアイコンタクトしつつも、ある対象物(たとえばガラガラを親が振って音を鳴らすと子どもはガラガラを見ながら親の顔も見ますよね。そんな経験ありません?)にともに視線を向ける。こうして親と子の二項関係から対象物(ガラガラ)へ、ともに視線と注意を向けるという三項関係に発展していく、これが共同注意(親と子が同じ対象物への注意を共有する)の発達となるのです。

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こうして共同注意はたとえば「あるものに対する感情を親の表情をみて参考にする」、「子どもが親に対してみてほしいものを指さす」という他者との関係をつくることや、子どもが思う自分がしたいこと(意図)を他者と共有するといったことに使われていきます。


共同注意を発達させることで子どもの興味はどんどん広がってゆく

共同注意の発達は他者の気持ちを読み取っていく…要するに相手の立場に立って物事を考える思いやりや認知的な発達、特に言葉や好奇心を伸ばしていく上でとても大事になってきます。


1歳なる前くらいの子っていろんなもの、たとえばクマのぬいぐるみを指差して「アー」って言ってはパパママを見てますよね。この時が子どもの共同注意が働いている状態。親も同じものに注意を共有させて

「そうね、これはクマさんだね」

って語りかけてあげることで、子どもは対象物に対する概念、「これはクマなんだな…」っていうことを取り込んで自分の知識にしていきます。


たとえば、ブロックパズルみたいな知育玩具で遊んでいるときも子どもが指差して視線を向けているものの名前を親が言って聞かせてあげたり、パズルの構成の仕方を見せてやり方を示してあげると子どもはそれを見てまねをする。


こうして子どもはいろんなものに興味を示し好奇心を働かせていくのです。


家事仕事に忙しくてもほんの少しの共同注意を

家事仕事に忙しいと気持ちに余裕がなくなり、ついつい子どもと視線を合わせずものを言ってしまったり、パパママがスマホ片手に子どもの対応をすることありません?1・2歳になってくると子どももひとりでおもちゃを使って遊ぶことができるようになるのでパパママもついつい気を緩めてしまいがちです。常に子どものことを気にして視線を合わせることは難しいのですが、折に触れてほんの少しでも子どもの意図に注意を共有させてあげることが、子どもの世界を広げ、豊かな成長を促していく上では大事なことだと思います。


僕は朝と仕事に帰ってきてからしか息子と接する時間がないのですが、寝る前に絵本の読み聞かせをたまーにしています。絵本に対して共同注意を働かせ、息子の「これなに?」にゆっくりと答えるようにしています。これを何度か繰り返すと、息子は一人で絵本や図鑑を引っ張り出してひとりで適当ではありますが音読をするようになりました。


まとめ

共同注意を働かせることでさまざまなものに興味をもち、好奇心をもって取り組んでくれるようになります。子どもが興味あるものに取り組ませてあげることが子どもの好奇心を育て、主体的になにかに取り組む積極性を伸ばしていきます。そうすれば家事仕事に忙しいパパママにもゆとりができてラッキー、なんてことになればいいですね笑。


それではまた。

日々仕事家事子育てに追われるパパママへ

はじめまして。ゆうポンといいます。


毎日毎日仕事に追われ、稼ぎも少ないから副業もこなし、お家に帰れば家事(うちはほとんどボクがメイン)に追われ、2歳イヤイヤ盛りの息子の相手に追われる生活を送っています。


疲れますよねええぇ。


ただ仕事と家事をこなすだけならまだしも、妻(ダンナ)との共同生活。スキスキチュッチュな愛にあふれる家庭ならいいのですが結婚して年月を重ねてくるとパートナーに対する不満もちらほら。放置しておくとお互いの悪いとこにしか目がいかなくなり、ケンカが絶えず、適切なコミュニケーションの時間もなくなってしまう。


こんなことありません?


職場では忙しく業務に追われ、疲れて帰ってきても妻に冷たくされ、日々のストレスから子どもにもつらくあたってしまう…なんてダンナさん多いのではないのでしょうか。


妻目線でいけば、ダンナは口を開けば「シゴトイソガシイ」、残業、出張、付き合いの飲みで帰りも遅く、家事手伝わない、育児しない、休日寝てばかり…。「日々の仕事疲れてるのね、ゆっくり休んで」なんて菩薩のような心を持っていればいいのですが、こんな状況が続けば、「私だって働いて家事もして育児もしてるのにキイイイィ!!」って心境になっちゃいますよね。


ボクもそんなストレスを抱え、モヤモヤした日々を送っていました。とにかく家事しない四六時中スマホとにらめっこな妻に変わってもらおうとあれこれやりましたが、期待通りにならないとイライラしちゃいます。加えてこどもがイヤイヤあああぁ…ってなっちゃうともうなんか爆死しそうになっちゃうんですね。


「あかん、いつか死んでまう、どーにかせな」


そんな日々に別れを告げるべく、自分が変わるために、イライラせず忙しくても心に余裕をもって幸せな家庭を築くためにボクの仕事で学び活かしている脳科学の知識を取り入れたじぶん改革を行っています。


このブログではボクのように仕事と家事を『兼業』する『主夫(主婦)』の方々がなるべくストレスフリーで幸せな生活を送れるよう、ボクの経験のなかで家事、育児、セルフマネジメントに役立つ情報を発信していこうと思っています。


といっても、ボクめっちゃ意志弱いしすぐ飽きちゃう…。


まずはしっかり継続できるようにがんばりまーす。