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兼業シュフ

働く子育て主夫(婦)が忙殺されませんように。

家事仕事で忙しくても子育てに『脳科学』は使えるよ⁈

f:id:yupon1016:20161017105923j:plainどうも、ゆうポンです。


子育てって子どもの成長を感じる楽しさや嬉しさもある半面、家事仕事で忙しいなか保育園の送り迎えや寝かしつけなど体力的にも精神的にも疲れてしまいますよね。そんな忙しいなかでも、しつけをしないといけない…知育ってなに?…習い事させたほうがいいのかな…などなど、子どもの将来を想っていろんなことをパパママは考えていると思います。


僕は精神科の病院でセラピストとして働く傍ら、週に1~2回子どもの発達に関わる仕事もしています。仕事の内容はおもに発達に何らかの問題を抱える子どもたちに脳科学や発達心理学などをベースにしたリハビリ訓練をおこなって、その子の特性に応じて成長を促していくというものです。


この仕事で学ぶことは、日々家事仕事に追われるパパママにとっても役に立つ子育てのコツがたーくさんあります。今日はそのなかでも、こどもが社会性や言葉の機能を獲得していく上で一番の基礎となる『共同注意』というものについて紹介していきますよー。

世間では脳の知育が大事っていわれてるけど?

僕も子どもの仕事始めるまでは「知育とか考えないとかな…」とググっていろんな知育ブログを見てましたが…


意識高い系の専業主婦ばっかかよ(゚д゚)ペッ」


と思ってしまうくらいみんな時間とお金と手間をかけてますよね。超早期英語教育とか知育教材とか習い事とか…


家事仕事に忙しく時間にも経済的にも余裕がない僕にはちょっと知育ってむりなのかなぁ…


けどね、知育教材とか習い事とかを始める以前にこどもがそういったものに興味を示しているか。


興味がなければ集中できないし、イヤイヤさせると子どもにもストレスになるし


「なんでやらないの!!(゚д゚)」


と親にとってもストレスになっちゃいます。そもそも子どもが自分の外の世界に興味や好奇心を向けられるかが知育をすすめていく上で重要になってきますよね。この興味や好奇心を芽生えさせる基盤となるのが『共同注意』なんです。


共同注意ってなに?

共同注意とは、他者の注意の所在を理解しその対象に対する他者の態度を共有することや、自分の注意の所在を他者に理解させその対象に対する自分の態度を他者に共有してもらう行動を指す。

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E6%B3%A8%E6%84%8F

とあります。むずかしいですね笑。


順を追って説明すると…

アイコンタクト(二項関係

パパママと子どもの関係構築は生後2カ月ごろ「アイコンタクト」から始まります。ただ子どもが何かをじぃーっと見るだけではなくて親と子が「見る⇔見られる」という相互関係を見つめあいによって作っていきます。これらは子どもの外の世界に注意をむけることに大きな影響を与えます。

視線の追従(親が見たものに視線を向ける)

生後3カ月ごろから、親とのアイコンタクトを通じて親が見たものに子どもも視線をもっていくという行動が増加します。これが共同注意の芽生え(社会的随伴性の発達)です。

共同注意の発達

生後9か月ごろになると子どもと親はアイコンタクトしつつも、ある対象物(たとえばガラガラを親が振って音を鳴らすと子どもはガラガラを見ながら親の顔も見ますよね。そんな経験ありません?)にともに視線を向ける。こうして親と子の二項関係から対象物(ガラガラ)へ、ともに視線と注意を向けるという三項関係に発展していく、これが共同注意(親と子が同じ対象物への注意を共有する)の発達となるのです。

f:id:yupon1016:20161017105745j:plain


こうして共同注意はたとえば「あるものに対する感情を親の表情をみて参考にする」、「子どもが親に対してみてほしいものを指さす」という他者との関係をつくることや、子どもが思う自分がしたいこと(意図)を他者と共有するといったことに使われていきます。


共同注意を発達させることで子どもの興味はどんどん広がってゆく

共同注意の発達は他者の気持ちを読み取っていく…要するに相手の立場に立って物事を考える思いやりや認知的な発達、特に言葉や好奇心を伸ばしていく上でとても大事になってきます。


1歳なる前くらいの子っていろんなもの、たとえばクマのぬいぐるみを指差して「アー」って言ってはパパママを見てますよね。この時が子どもの共同注意が働いている状態。親も同じものに注意を共有させて

「そうね、これはクマさんだね」

って語りかけてあげることで、子どもは対象物に対する概念、「これはクマなんだな…」っていうことを取り込んで自分の知識にしていきます。


たとえば、ブロックパズルみたいな知育玩具で遊んでいるときも子どもが指差して視線を向けているものの名前を親が言って聞かせてあげたり、パズルの構成の仕方を見せてやり方を示してあげると子どもはそれを見てまねをする。


こうして子どもはいろんなものに興味を示し好奇心を働かせていくのです。


家事仕事に忙しくてもほんの少しの共同注意を

家事仕事に忙しいと気持ちに余裕がなくなり、ついつい子どもと視線を合わせずものを言ってしまったり、パパママがスマホ片手に子どもの対応をすることありません?1・2歳になってくると子どももひとりでおもちゃを使って遊ぶことができるようになるのでパパママもついつい気を緩めてしまいがちです。常に子どものことを気にして視線を合わせることは難しいのですが、折に触れてほんの少しでも子どもの意図に注意を共有させてあげることが、子どもの世界を広げ、豊かな成長を促していく上では大事なことだと思います。


僕は朝と仕事に帰ってきてからしか息子と接する時間がないのですが、寝る前に絵本の読み聞かせをたまーにしています。絵本に対して共同注意を働かせ、息子の「これなに?」にゆっくりと答えるようにしています。これを何度か繰り返すと、息子は一人で絵本や図鑑を引っ張り出してひとりで適当ではありますが音読をするようになりました。


まとめ

共同注意を働かせることでさまざまなものに興味をもち、好奇心をもって取り組んでくれるようになります。子どもが興味あるものに取り組ませてあげることが子どもの好奇心を育て、主体的になにかに取り組む積極性を伸ばしていきます。そうすれば家事仕事に忙しいパパママにもゆとりができてラッキー、なんてことになればいいですね笑。


それではまた。